吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年1月2日生まれ。団塊の世代を代表し、「老人アルバイト伝説」を毎日発信。サラリーマン時代はは経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。今日のテーマは「セブンカフェは老人アルバイターを試している」です。つまらない毎日を笑顔で乗り切る老人の叫びを見守ってください!
セブンカフェは虚を衝くように人間性を試してくる
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
老人アルバイターの憩いの場、セブンイレブン。
セブンカフェの1杯が唯一の至福の時間である老人アルバイターは少なくない。
100円で買える幸せとはこのことだ。
2012年(一部店舗導入)から現在に至るまで、セブンカフェで70万円以上費やした俺が言うのだから間違いないのだけど、セブンカフェは、ちょいちょい人間を試してくる。
というのも、セブンカフェを毎日利用していると、年に何回か、明らかに通常の量目より少ない時があるのをご存知だろうか。
コーヒーのマシーンも万能ではないため、長時間稼働しているとちょっと「勤続疲労」をおこすことがあり、量目が少なめになるのである。
明らかに、通常よりコーヒーの量目が少ない時、あなたならどうする?
セブンカフェの量目が少ない時 あなたならどうする?
俺も、約10年間で、セブンカフェの量目が通常より少ない時は軽く見積もって30回はあったんだけど、これほど悩む時はない。
納得いかないなら、店員にクレームをつけて取りかえてもらえばいいのだが、それをできない時がるから悩むのである。
客がだれもいないなら、素直に替えててもらいますよ、そりゃあ。
「これ、ちょっと少ないから替えてもらえる?」って言えば、たいていは『すいません。新しいカップ使ってください』となり問題はない。
しかし、そんな絵にかいたようなシチュエーションばかりではなく、例えばレジ3台稼働していて、各レジに5〜6人ほど客が並んでみんなイラついているような時だってある。
気の弱い俺は、そんな時に、100円のコーヒーが少ないくらいで、店員の仕事を止めるなんてことは、怖くてできない。
約半分くらいの量目のコーヒーに納得いかないまでも、文句を言うタイミングを見つけられず、敗北感を抱えて帰るのであるが、こういう時は3時間ほどうじうじしているんだ。
ある日、老人アルバイター仲間の三上さんに、この話を愚痴ったことがある。
そしたら、三上さんは「あんたは、甘いんだよ。こっちは客なんだから、レジが混んでいようがすいていようが、替えてもらえばいいんだよ。俺ならそんなの許さないぜ・・・」と説教された。
それで、その後、セブンカフェの量目が少ない時があったので、勇気を出して震える声で俺は言ってやった。
「こ、コーヒーの量すくないよ。替えてもらえるかい・・・」
するとバイトのお兄ちゃんが来て、『いやー、こんなもんですよ。いつもと変わりないと思いますが・・・」って言われた俺は、そだねーと作り笑いして、けっきょくそのまま退散してしまった。
100円だしねー。なんて言いながらね。
こういう性格に産んだ親を恨みますよ。
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