吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年生まれの団塊の世代。シニア世代を代表し、老人アルバイターの特徴を分析。ブログで世相を斬りまくる「愛の語り部」。某私立大学経済学部卒。中小食品メーカーに入社。部長職に上り詰めたが、定年退職手前で会社が事実上倒産。現在はとある事情から、スポーツクラブの会員専用駐車場と大手コンビニ弁当工場のダブルワーカー。彼こそが真の老人アルバイターであり、自他ともに認める人格者でもある。「老害」「死んでほしい」とさげすまされても、けっして引かない姿勢が信条。(写真はイメージ)
こんにちは、老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
老人アルバイターウオッチングをライフワークとしている。団塊の世代ど真ん中。昭和24年生まれ。「ボヘミアン」でおなじみの葛城ユキと同い年だ。
さて、かれこれ、10年くらいアルバイト生活をしているが、老人アルバイターの「おもしろエピソード」は数限りない。
今日は老人アルバイターの中でも「超絶倫男」と評判の川内谷和彦(当時61歳)の話をしたい。
川内谷は、59歳で大手スーパーをリストラされた。リストラが相当こたえたのか、こいつはその後2年半ほど、仕事もせず、家でゴロゴロしていた。奥さんが公務員だかで、ヒモ生活をしていたらしい。
「いいかげんにアルバイトでもしなさい」ということで、俺の働いているバイトの現場にやってきたということだ。
川内谷は初めてのバイト代で何をしたと思う?
だいたい想像つくと思うが、風俗店に行った。
川内谷の風俗店選びの基準は「値段」である。とにかく安い店に行くことにきめているらしい。
とある風俗ビルを1階からしらみつぶし探したところ、7回あたりにめちゃめちゃ安い「ヘルス」があり、そこに入店した。
なんとその店は「SMヘルス」だったらしい。
部屋に入ると、女王様はあきらかに威圧的な態度をとり、言われるまま、手足を縛られた川内谷は、自分がSMの趣味がないことに初めて気づいた。
大声でののしる女王様。川内谷は恐る恐る、「すいません、このプレイやらなくてもいいでしょうか?」と聞いた。
女王『え?別にいいですが・・。ここはSMヘルスですよ』
川内谷「わ、わ、私、SMそんなに好きではないんです」
こんな会話が続き、恥ずかしくなった川内谷は何もせず帰ってきたらしい。
安かろう、悪かろうだな。
俺は川内谷に言ってやったよ。
「なあ、カワさんよ、値段で風俗を選んじゃいけねー。風俗選びは命がけでやらなきゃ。我々老人アルバイターにとって、これが最後になるかもしれないからな!」
川内谷は少し泣いていた。
「女王様怖かったです・・・」
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