吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年1月2日生まれ。シニア・団塊の世代を代表し「老人アルバイト伝説」を毎日発信している。サラリーマン時代はは経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。今日のテーマは「老人アルバイト糞尿列伝 なぜコンビニに糞尿が捨てられているのか?」です。退職後に地獄が待っています。
コンビニに袋詰めした糞尿が捨てられている
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
先日、とあるコンビニのトイレに入ろうと思ったら、手書きで「トイレを使う時は、必ず従業員に声掛けしてください」と書かれた紙がトイレの入り口に貼られていた。
その紙は2枚に渡り、従業員に断らなければ入れない理由も書かれていた。
その理由につい笑ってしまったよ。
「最近、糞尿を袋詰めしトイレに捨てていくという事件が多発しています。〇月〇日、スーパーの袋に大便を入れて、捨てていく人がいました」などと具体的に糞尿廃棄事件が時系列に記されている。
「そんなことが頻発している以上、トイレを自由に使っていただくわけにはいきません」とのことである。
ひどい話だが、俺は誰がやったかだいたいわかる。
俺の予想では、その糞尿廃棄を行ったのはトラックの運ちゃんだと睨んでいる。
いや、違ったらごめんね。
でもたぶんそうだ。
なぜなら、俺もトラックドライバーの助手みたいなことを少しやったことがあるからわかるんだ。
荷下ろしで待機するトラッカー トイレは「袋とぺットボトル」
俺は昔、某運送屋の某営業所でバイトしたことがあるんだけど、その時なぜか下請けのトラックの助手をやったことがある。
ちょっと手伝ってくれってなかんじで。
そこで、初めてわかったんだが、トラックドライバーはいい人が多いということだ。
ある運ちゃんが言っていた。
「トラックドライバーは昔その世代で有名だったワルが多いんだけど、みんな成長していい人になるんです。理由は簡単。トラックドライバーって、まずどこに止めたらいいんですか?ってな感じで始まるわけですよ。そこで長時間並んで、今度は荷物どこにおろしますか?でしょ。そりゃ謙虚になりますよ」
ほー、世代のヒーローになれるほどのヤンキーが謙虚になるシステム。なんて大変な仕事なんだと思いましたよ。
それで、糞尿袋詰めの話にもどるけど、トラックはだいたい止める場所がきまっていて、時間によっては、クルマの数が多くて、中々プラットフォ―ムまでたどりつけない。
そこで、出てくるのが「トイレ問題」なのだ。
長時間の待機で、尿意・便意をもよおすことがあるんだけれど、そう都合よくトイレがあるわけではない。
その時、便利なのが「簡易トイレ」と称したぺットボトルやスーパーの袋なのだ。
俺は前立腺が悪いので、頻尿気味である。ついついおしっこが我慢できなくなることがあるが、トラックに乗っている時に我慢できなくなった。
『すいません。おしっこしたいんですけどー』
ドライバーはやさしく俺にささやいた。
「これにしてもらえますか」
これとは2リットルのぺットボトルだった。
最初は冗談だと思ったが、本当だった。俺は小さなおちんちんをぺットボトルの入り口にねじ込み放尿した。
その後、コンビニのトイレに行って、流し込み。空いたボトルは家に帰ってすてたんだ。
まー、つまり、さきほどのコンビニのトイレもそういうことで、トイレ難民と化したドライバーが、車内で袋にうんこしたり、ぺットボトルにおしっこをしたものを捨てていくんだろうね。
だけど、せめて、排せつ物だけ捨てて、空いたゴミは家に持ち帰るようお願いしたいね。
ところで、そのコンビニで俺はうんこしたかったので、店員に断った。
「トイレ使っていいですかー?」
もちろん快く使わせてくれたよ。
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