吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年生まれの団塊の世代。シニア世代を代表し、老人アルバイターの特徴を分析。ブログで世相を斬りまくる「愛の語り部」。某私立大学経済学部卒。中小食品メーカーに入社。部長職に上り詰めたが、定年退職手前で会社が事実上倒産。現在はとある事情から、スポーツクラブの会員専用駐車場と大手コンビニ弁当工場のダブルワーカー。彼こそが真の老人アルバイターであり、自他ともに認める人格者でもある。「老害」「死んでほしい」とさげすまされても、けっして引かない姿勢が信条。(写真はイメージ)
老人アルバイター評論家の吉田ゴンザブローです。
最近の若い人達を見ていると、なんだか切ないね。生まれた時からこの国は不景気で、就職がきびしいとか、色々大変だよね。
俺は今年で71歳。この歳でバイトを2つかけもつ、しがない老人アルバイター。でも若いひと達には幸せになってもらいたい。
今日は、老人アルバイターから若者達へ贈る言葉をささげよう。
それは、
無理して、自分をブランディングするな!
っこと。
2〜3年くらい前、近所にある高校の学際に行った。お隣さんの男の子がその高校に通っていて、「ぜひとも」と招待券をもらった。
高校の校舎に入るのは何十年ぶりだろう。
今は、クラス単位でお揃いのTシャツを作るのが慣例になってるんだね。
それはいいんだけど、驚いたのはTシャツの後ろに自分の「キャッチフレーズ」をプリントしている。
「俺は天下のすけこまし」
「ヤリチン!」
「意外にまじめ」
「ただいま禁煙中」
「皮かむり」
「69」
「ロシア人」
みんな、いっしょうけんめい自分を差別化しようとやっ気になっていたが、見ていて痛々しかった。
個性の時代?なるほど・・・。
目立ちたいのはわかるが、無理して自分をブランディングする必要はない。しょせん君たちはただの高校生だ。そんなことしてたら後の人生つかれちゃうぜ。
無理せずありのままで生きようじゃないか!
さて、我々老人アルバイターが求められているのはただそこに「居る」ことだ。
それでいいのよ。
先日、新入りの老人アルバイターが、入ったその日に「俺のことをジョニーと呼んでください」と言いやがった。ずっとジョニーって言われてたんだって。
これもある種のブランディングなんだろうけど、我が強くていやになるよ
こういうのいらないから。
求めてないから。
ジョニーでも翔でもTAKUでも何でもいいよ。
佐藤でも、藤田でも誰でもいいよ。
老人アルバイターが求められているのは、ただそこに「居る」だけなのよ・・・。
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