吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年1月2日生まれ。73歳老人。シニア・団塊の世代を代表し「老人アルバイト列伝」を毎日発信している。サラリーマン時代は経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。今日のテーマは、「グレート小鹿と知り合いの老人アルバイター」です。
年を取ると知り合いに有名人がいることを吹聴したがるもの
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
老人アルバイターには、知り合いに議員がいることを自慢するものが多い。
それは、国会議員ならまだしも、よくわからん村会議員だとか、町会議員だとかだと、自慢というよりも、逆に恥をかきたいのかと思ってしまう。
年を取ると自分で誇れることもなく自信がないもんだから、知り合いにすごい人がいることを吹聴したくなるんだね。
いつかも、俺のアルバイト先のひとつ・弁当工場のばあさんが、「私は三遊亭圓楽師匠の奥さんと従妹」だとかなんだとか自慢していたが、そもそもそれほど自慢できることとも思えなくて笑えてきたけどね。
グレート小鹿と知り合いだと自慢する老人アルバイターがいる
そうそう、以前、プロレスラーのグレート小鹿と知り合いだというのを、大いに自慢していたジジイがいた。
山口康之(65歳)だ。
グレート小鹿って、知っている人はあまりいないだろうから、一応紹介しとくが、ジャイアント馬場さんとこの全日本プロレスで活躍したプロレスラーだ。
まだどっかの団体で頑張っているらしいが、俺は興味ない。
山口は、オホーツク海の紋別市というところで育ってらしんだけど、そこの水産加工場に中学を卒業したばかりの小鹿が働いていたらしい。
山口の実兄が、同じ加工場で働いていて、それで小鹿がよく遊びに来たと。
ウソかホントかわからん話をリアルな感じでしゃべっていた。
リアル感を出すためか小鹿のことを本名の「しんちゃん」と呼んでいた。
※小鹿の本名は小鹿信也という
まあ、たぶんウソだと思う。
というのも、一度山口に騙されているからね。
俺は持病で心臓が悪いんだけれども、そんな俺を見て山口は心配し、「心臓血管のいい病院を紹介してやると言ってきた。
「○○会病院の理事長は、心臓の名医。俺の親友だから、俺の名前を出せば、すぐに診てくれる」というのを鵜吞みにして、電話していたが、山口のことなど知らなかった。
恥かいたじゃねーか。山口。
それにしても、有名人と知り合いだと吹聴してまで、人気者になりたい老人ってなんだろう。
人間そうなったら、お終いだね。
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