吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年1月2日生まれ。73歳老人。シニア・団塊の世代を代表し「老人アルバイト列伝」を毎日発信している。サラリーマン時代は経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。今日のテーマは、「お経を読んで浮気した旦那を反省させるおばさん」です。
コンビニ弁当工場は世の中の吹き溜まりだ
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
俺のバイト先の一つ、大手コンビニエンスストアーの弁当工場。
あの便利で廉価な弁当は、世の中の吹き溜まりのようなところで生産される。
働いているやつらは、たいがいはほぼほぼ貧困層だ。
汚いじいさん、外国人、ハケンバイト、離婚したい主婦、生活に追われるおばさん、老人。
書いているだけで嫌になるぜ。
その中でも、生活に追われるおばさん連中ほど、濃い~やつらもいない。
俺は、その濃い~おばさん連中を、女版老人アルバイターと名付けている。
女版老人アルバイターに嫌われたら、老人アルバイターは生きていけない。めちゃめちゃ、バイトの作業現場では力を持つているんだよこいつら。
旦那に浮気された腹いせに毎日大声で1時間お経を読む女版老人アルバイター
その女版老人アルバイターのリーダー格で、黒岩奈央子(64歳)というおばさんがいる。
黒岩はとある宗教団体に入信している。
聞いた話では、黒岩の旦那が浮気性で、女遊びばかりしていて、精神不安定になったというのだ。
そこで、新興宗教にはまり今に至る。
黒岩は、浮気の腹いせに、旦那が浮気をして帰ってきた時、必ず大声で、お経や念仏を1時間唱えるという。
「ナムアミダブツナムアミダブツ・・・」
そうすれば、旦那は懲りて浮気をやめると信じていたらしい。
それを1年くらい続けたのはいいが、浮気をやめるどころか、黒岩の旦那は家を出ていってしまった。
そして、けっきょくは協議離婚するはめにあった。
相当な慰謝料をもらったらしいが、傷をおった黒岩は、さらに宗教にはまり、今はとある地区の支部長に上り詰めた。
神の力では、浮気を止めることはできなかったということか。
黒岩はそうとう苦労したのだろう。
顔に幸せそうな要素はなく、目は死んだ魚のようだ。
たばこの消費量もハンパない。
嫌がらせはだめ。
やはり、愛が大事なんだよ。
愛が。
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