吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年1月2日生まれ。76歳。シニア・団塊の世代を代表しコラムを投稿。サラリーマン時代は経理部長を務めていたが、後期高齢者の今もアルバイトを続ける下流老人。70代になっても2か月に1度風俗通いを欠かさない。今日のテーマは「吉本芸人・おばあちゃんはどうしたら売れるのか?」です。
先日、吉本芸人・「おばあちゃん」の特集がNHKで流れていた。
御年78歳。70歳を過ぎてから吉本の養成所(NSC)の門をたたき、プロの芸人になる夢をかなえたおばあちゃん。
「何か好きなこと見つけて、まずはやってみてほしいのね。そしたらいくつになってもできるから!」
38歳でステージ4のがんを患うもみごとに生還。あらゆる艱難辛苦を乗り越えた先輩の言葉は重い。
しかし、番組で流された芸を拝見し素直に感じたのは、「全然おもしろくない」ということ。ぎりぎり成立はしているものの、あまり笑えなかった。
老人が頑張っているだけ。
それ以外でもそれ以下でもない。
これでいいのか、おばあちゃん。
まずはやってみて、夢をかなえたということに偽りはないが、そこに胡坐をかいているとしか思えない。
おばあちゃん、今度はお笑い界でサクセスストーリーを築いていく姿を見せてほしい。
そのためには、今一度芸を再構築することが必要だ。自分の強み弱みを洗い、ふさわしいネタ作りを追及していけば、少なくともしゅんしゅんクリニックPやバチョフ、ZAZY程度は軽く超えられるはずである。
私、吉田ゴンザブローは昭和24年1月2日生まれの満76歳。おばあちゃんとほぼ同世代。現役バリバリの老人アルバイターである。
「人生100年時代」と言われて久しいが、人口減が加速するこの国で、否が応でも70代は現役さながらのパフォーマンスを求められるようになった。
そして、おばあちゃんはその象徴である。そのポテンシャルはじゅうぶんにある。
「70代からでもお笑い芸人になれる」ではなく、「70代からでもお笑い界のトップをとれる」
それくらいの意気で頑張ってほしい。
私は微力ながらおばあちゃんを応援したい。「吉本芸人 おばあちゃん 人気者1000日計画」と題し、当コラム内で定期的に投稿することで応援していきたいと思う。
まずは、おばあちゃんのつかみとしている川柳をいっしょに量産したい。全部おばあちゃんに差し上げるので、ぜひともステージで使ってほしい。川柳の量と質を充実させていくことが、何よりも成功への近道であると考えられるからである。
さあ、時間はないぞ。人生のカウントダウンはすでに始まっている。俺はおばあちゃんと心中するつもりで闘っていくつもりだよ。
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